借りるなら無利息サービスのある業者がいい?

借りるなら無利息サービスのある業者がいい?

キャッシング無利息サービスとは、文字通りキャッシングを行っても利息が付かないサービスです。
無利息サービス期間中は利息が付かないので上手に利用すると、金利を低く抑えるが可能です。
無利息サービスには幾つかの種類があって、注意点も幾つかあります。
今回はキャッシング無利息サービスを実施している、大手3社を比較して調べてみました。

1. アコム

無利息期間は「契約日の翌日から」30日間無利息です。
利用金額に上限はありません。条件はアコムとの契約が初めての方に限ります。
以前アコムを利用して完済していた方の場合は初めての契約とはなりません。
無利息期間中に約定返済があれば当然返済しなければなりませんし、遅れると無利息サービスが受けられなくなる恐れがあります。

30日間は何度キャッシングを利用しても利息は付きませんが、無利息期間が終了したあとキャッシングの残高が残っていたら、その残高に対して利息がついてきますので注意が必要です。その他の注意点としては、無利息期間が「契約日の翌日」からという事です。
契約して30日間経ってしまえば、その日以降に利用するキャッシングは、通常通り利息が付くという事です。

2. プロミス

基本的には上記アコムと変わらないのですが、無利息期間が「初回利用日の翌日」から30日間無利息という所が違います。

プロミスの場合はキャッシングの初回利用日の翌日から30日間無利息なので、アコムのようにキャッシングを利用しなくても契約日から30日経過したら、無利息サービスを受けられなくなるという事はありません。条件はプロミスとの初めての契約である事と、web会員の登録です。

3. ノ―ローン

無利息期間は7日間ですが、アコムやプロミスと違う点は一旦完済してしまえば何度でもその後利用したキャッシングの初回7日間は無利息だという所です。

利息が付かないのはキャッシングを利用した翌日から7日間です。完済してしまえば何度でも無利息サービスを利用できる点がアコムやプロミスと大きく違うのですが、無利息なのは完済した翌月から行うキャッシングの当初7日間です。

例えば給料日直前3日前に突然お金が必要になった時、このノ―ローンを利用して3日後の給料日に完済したら利息は0円になるのです。そしてそういう利用方法が何度でも可能だという事です。

4. 無利息サービスの考え方

この様にキャッシング無利息サービスは幾つかの消費者金融が実施しています。
利息0円なんてサービスは、長く続かないだろうと多くの金融機関の人間がそう思っていました。
しかし、キャッシング無利息サービスは廃れるどころか、寧ろ中身を変えてどんどん広がって行っています。

地方銀行系で多いのはキャッシュバックという方式です。
キャンペーン期間中に利用したキャッシングの利息の内、上限を定めて何年何月何日にまとめて普通預金にキャッシュバックするというものです。例えば筑波銀行カードローン『IMA☆』の場合、平成27年9月14日から平成27年11月15日迄の間に契約を行い、キャッシングを利用した方に対して、5,000円を限度として28年1月にキャッシュバックを行うというものです。

この様に便利な無利息サービスですが、何故こんなに金融機関がこぞって収益機会を放棄するような、サービスを行っているのかを考えてみる事が必要です。
初回30日間にしろ7日間にしろ、やはりそのサービスを利用した人は、その後利息を支払ってもその金融機関の商品を利用する傾向にあると考えられます。
キャッシングの基本形のカードローンは、利用残高が無くても年会費等必要なく、契約さえ存在していたら直ぐにでもキャッシングが可能な大変便利な金融商品です。
ですので、ついついそのカードローンを使ってしまう事が多いのです。
カードローンを提供する金融機関としては、何とかそのカードローンの契約をしてもらいたいというのが本音の所だと推測できるのです。

という事は利用する消費者側が考えないといけない事は、本当に無利息サービスだけの利用を考えるのか、又はその後何年間もキャッシングを利用して行く事を考えるのかという事です。
前者の場合ではかなりの計画的な利用が求められますし、後者の場合ではキャッシングの金利や、その後の利便性をよく考えた上で利用する事が求められるという事です。
目先の無利息サービスだけに捉われず、その金融機関全体のサービスを考える事が必要になってくると言えるのです。

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